通所リハビリで元気取り戻した

○7時半起床。とにかく体を休めようと、無理やり布団の中にいた。
○昨日の尋常ならざる体の具合が今日どう形に出るか心配だったが、正常値とは言えないものの、脈拍も血圧も生活行動をするには妨げにならないほどだったので、通所リハビリに出かけた。
○きょう午前は通所リハビリ。相も変わらず、コーヒー淹れのリハビリ作業から始まりました。スタッフさんが飲む人の数だけカップを用意してくださる。カップにそそぎ終わると「コーヒーが入りました。お飲みになる方はどうぞご自分で(自分の席まで)お運びください。」と、やや大きめの声でご案内。コーヒーが出来上がるころ、クライアントそれぞれの活動の1コースが終わっている。
 で、ただお一人だけが、コーヒーカップを手にする。あとの方は席に座って、所在なさげ。お一人は新聞を手にし、紙面をなぞるようにしているが、目線がちらちらとコーヒーの方へ。ようするに、ご自身の判断でご自身の行動でコーヒーを飲むことに、躊躇しておられるわけだ。
 スタッフさんたちに勧められて、うれしそうな笑顔を見せてくださる。じゃあ自分でコップを取りに行くかというと、そうではない方ばかり。運ばせる。そこまで身体状況がお悪い方はいらっしゃらないのだが。だって、トイレは杖無しでお一人でいかれるのだから。
 それぞれのお方の現役時代の行動が想像されて、なかなか愉快。あくまでも自分の判断であることを控え、勧められてやっと手にする。コーヒーを淹れ始めてもう5か月にもなろうというのに。まあ、この1か月うちぐらいの入所者もいらっしゃるけれど。
 「自己判断を前に出す」ことは「はしたない」という自己規制が真底染みついた世代なんだなあ。