ケロコロ列車

 12月1日、最後の紅葉狩り日だろうと、誘われて、養老渓谷に出かけた。柏→船橋→(総武線快速)→五井→小湊鐵道養老渓谷駅→徒歩で養老渓谷巡回散策 帰宅は午後7時頃になろうか、という予定。予定はあくまでも予定、いつも鞄に忍ばせているのに今日に限って雨具を持っていなかったのが、アホでした。
 小湊鐵道は行きも帰りも満員。偶然にもクリスマス・イルミネーションが車内いっぱいに飾られている電車(写真は外観)。あまり興味が引かれない。いすに座っては楽しめない窓外景色の観賞で時を過ごす。窓外には撮りてっちゃんがたくさんいました。
 
 養老渓谷駅の駅名札。なかなか渋い。駅員さんも渋いですね。
 
 車内イルミネーションには興味ひかれなくとも、「ケロコロ電車」には大きく魅惑されました。
 
 さあ、目的の紅葉狩りです。大舞台の入り口までシャトルバスが出ているとのご案内でしたが、そこは4時間周遊コース。ぼくの身体では耐えられないだろうとの同行者のご配慮により、徒歩散策コースを選びました。2時間ほどのコースのはずですが…。
 下り坂…ウン、渓谷に降りていくんだな…コロコロるんるん・・・・お!ささやかながら渓谷に架かる橋。写真を撮りますが、どうも、色づきがよろしくありません。

 さあ、これからが本番でしょう!
 晩秋らしい光景を道筋に探し出し、パチリ!パチリ!




 この辺り(まだまだ半分ほど!)で、大粒の雨が落ちてきました。雨宿りをするにも木立の葉陰(杉の木)程度しかなく、限界状態。木立の間に集落が垣間見えるので、とにかく雨宿りの場所を求めて、進みます。鎮守様!

 お社の木製の階段に座り、雨脚の行方をにらみます。お連れの方はスマホ画面で、私はじっと天を眺めて。お連れの方は房総半島にかかる雨雲とその動きを、私は天空でゆったりと歩く雨雲集団の動きを。「雨は止むでしょう。」ふたりが同時に発した言葉。「雨が止んだら、どうします?引き返します?」「そうですねぇ・・・。このまま引き返せば1時間ほどで駅ですね。進んだとすると2時間半ほどかかりますね。辺りは真っ暗となり、案内不足の私たちは遭難 笑」、雨が少し小ぶりになったところで、腰を上げ、天神様に「これ、ふたり分ですからね。」と一枚の○○○を差し上げ、境内を後にしたのでした。
 雨が降ったら大変と、帰りは上りを足早です。私はヒーヒーゼーゼーちょっと待って下さいヒーゼー・・・・。
 帰りの電車も満員。座るという幸運に恵まれた中年男性集団が日本酒で酒盛り。まあ、花見みたいなモノだからなーと思いながらも、この無礼講には、ちょっと、イヤかなり、腹を立てたのでした。だって、貸し切り列車でありませんもの。
 帰宅後、すぐに休みましたが、夜中、腰痛に悩まされた次第。