小感

○終日、在宅。階段の上り下り、ゴムバンド運動で左脚筋肉を動きに馴染ませた。
○「1843年のセガン」第4号執筆。ガルの「骨相学」に絡めて。セガンは自身の実践や理論にガルを絡めていない。精神科医たちはガル「骨相学」を相当あてにしていた。この違いは何なのか。セガンは、白痴かそうないか、を峻別する必要のない環境だった?
○ふと…
 昔人の随想の一節に「貧しいから働いた、働けば働くほど、喰えなくなった―これが小作を家の仕事にしてきた私たちの家庭の経済史であった。」とある。
 しかし、「小作」を「非正規職者」に言葉を換えてみたら、見事に、現在に当てはまる。「昔人」の時代も現在も、我が国は搾取社会なのだ。
 ちなみに、「昔人」とは、高知県出身の教育評論家上田庄三郎である。
○1849年にフランスで発行されたサン=シモン主義者エドゥアール・シャルトン編集の雑誌「ル・マガザン・ピトレスク」(第17巻、1849年)に、「棄児院」に今まさに子どもを捨てようとしている場面の挿絵が掲載されています。右手の引き綱を引っ張ると・・・。後はご存じの通りです。J.J.ルソーの子どもたちもこのようにして捨てられたのでした。ジャン・ジャック・ルソーとは一体何者なんだ、なんて考えていたところで出会った図版です。