精神の彷徨

○7時起床。
○「1843年のセガン」第10号を「1843年のセガン」最終号と書き換え、医学博士べロムがセガンより早く「白痴は教育によって発達する」と論及しているが、彼は「白痴が普通の子どもと同じようになる、ということはあり得ない」とも言い、セガンの「社会化」という教育的課題を批判している、ことなどを書き加えた。セガンの白痴教育実践ならびに理論はやはり時代を超越していた、旨を伝えたいからだ。とりあえず清水寛先生にお送りする。印刷用紙を購入して後その他の方々にお送りする予定。
○神奈川の桐山先生から封書をいただいた。今回の訳出作業のねぎらいと出版の意義について端的なお言葉をいただいた。基本文献として読み継がれ、セガン研究が再出発するであろう、と。ありがとうございます。
幻戯書房に、写真2葉送付。ビセートル・子ども部局と総評議会によるセガンの馘首決定書。
○トドちゃんよりメール。アメリカでのご自身の役割を無事終えられた、とのこと。お疲れ様でした。
○いつも寄り添っていたマシュマロの影を求めるがごとくアフォがわが部屋をうろつき、時に呼びかけるがごとき鳴き声を上げる。マシュマロとそっくりの色柄のヒメがマシュマロの傍にじっと座っている時がある。グレーがマー君をのぞき込んでいた。ほかの子たちも「避難所」から出てきてじっとしている。「お見送り」なのだろうな。悲しみの時。マー君はもうすぐ天に行く。
○今夜8時、マー君「出棺」。
○ぼくの精神がまださまよい続けている。