けん玉

○昨夜、瓦林君から。帰国の挨拶の連絡を受けた。2ヶ月後、諮問のために再び渡仏するとか。その間、フレネ研の夏季集会で通訳を務めるとのこと。とりあえず、大きな区切りをつけたことになる。
○「けん玉」等フランスの子どもの「遊び」冊子を読む。入力を試みるが、眼鏡の位置を変えねばならず、不便。また、左各指が思うに動かず。いつまでも、元の作業能力が復活せず、憂鬱な一日。
○Le petit livre des jeux d'enfabts(Nicoles Masson, Chêne, 2013.)より。Bilbocquetの項。

遊び道具としての「けん玉」もすでに古物商でしか手に入らないとのこと。15世紀のアンリーIII時代、18世紀のオルレアン公の摂政時代、また恐怖政治時代、そして1900年頃に流行したという。
 我が国では江戸時代にポルトガルから入って来、飴売りなどの客寄せで「けん玉」演技と工夫とがなされ、次第に民芸品となって伝わってきた。現在では、スポーツけん玉としての文化になっている。
 こういう文化比較も面白いなあ。