「マンゴー・ウオッチャー」

○下娘ファミリーが我が家を訪問した。「買い物に行こう!」とのお誘いだ。だが、ぼくは今日は家で蟄居。ちょい、調子が悪い+読まれない原稿書きの仕事。
 婿殿が「ハイ」と手渡ししてくれたのが写真のマンゴー。Jamaicaに滞在した時にホストファミリーの庭でたわわに実っていたのを思い出した。婿殿も同じ思いだったか、「ジャメイカ!」と言葉を添えて、渡してくれたのだ。
 ジャメイカのホストファミリー宅には様々な果実が四季折々にかぐわしい香りを食卓に届けてくれるが、この滞在の時はマンゴーの季節だった。で、マンゴーを長い竹竿で取り落としてくれ、「ハイ、オトーサン!」と渡してくれた。果物屋の店先から手に入れたのではなく、今まさに枝から落とされたマンゴー。
 その作業の時、枝の間から、野生の鳥の巣がのぞき見えた。聞くと、「ハミングバード!ジャメイカの国鳥です。」。その時から、一人で庭に出た時には、木々、木枝の間に、ハミングバードの姿を探した。その姿は、ホストファミリーに「マンゴー・ウオッチャー」と写ったようだ。
 ジャメイカでのぼくのあだ名は「マンゴー・ウオッチャー」