一週間ぶりの外出リハビリ

○一週間前に、自宅近くの公道の何でもないところで左脚つま先が道路につっかかり、そのままトットットッと左脚でケンケンするような形で進み、倒れた。表向きの怪我はなにもしていないが、「左半身不全」の大本の神経にかなりの負荷を与えたようで、外歩きが怖いほどに大きくビッコをしないと前に進めない状態となった。
 その後は、雪が降り、大風が吹き、寒さが差し込むなどの気象状況もあって、外歩きができないまま、今日になった。この間、簡単な運動程度は畳や廊下、階段でしては来たが、それが歩行改善や保持に繋がるはずはない。
 今日は、幸い、支援をいただく定例の月曜日。トドちゃんにお会いするところまで独歩しなければならないから、前を見ず下ばかり、左脚を意識して高く上げ、そろりそろりと歩いた。何回かヨロヨロしたが、倒れることなく、トドちゃんと合流。
 「今日はプランティンの大きいのを購入します。今までは小さい実がたくさんぶら下がっている房を選んでいましたが、前回のは外れでした。」
 御徒町までJR,そして徒歩でアメ横を人波を縫って進み、地下食品街へ。大きいのを3つ買い求めた。量り売りで、計600円。これが高いと思うか安いと思うかは、食べてからしか分からない。およそ45センチほどの大きさで、マンゴー、大きい実のミカンを比較のため、一緒に撮影した。この分量だと約10日分となる。美味しければ減るのがもっと早いだろうな。
 せっかくの買い物リハビリなので、おからを原料にしたクッキーやら、もう少し続くであろうこの寒さを凌ぐためにタートルネックのシャツ?やらを買って、帰宅した。

○外出時間、7時間。途中で膝がガクンと折れ、トドちゃんを慌てさせましたが、何とか倒れずに、帰宅できました。病に倒れてもう1年になるというのに、歩行はむしろ後退している現実を受け止めながら、トドちゃんから先ほど「毎日、ちゃんと外歩きしましょう。」との励ましをいただいたことに希望を持ちたいと思っています。
○ベロームによるセガン評。セガンが医学界から追放されて20年ほど後に、ベロームが「白痴の教育」という小論をドラジオーヴの編集する雑誌に寄稿している。それをぼくは、誤訳をし、さかさまの意味として理解していた。「セガンは優れてなどいなかった」と。今日、この部分のフランス文をトドちゃんに指し示しながら、もにょもにょと自己内対話風に語っている内に、ひょっとしてこれは逆さまの意味なのではないか、帰宅してちゃんと調べます、とトドちゃんに伝えた。案の定、ぼくは、否定文の否定、つまり二重否定を正しく理解していなかったことが分かった。ベロームセガンを「やっぱり優れた教師だったのだ!」と言っているのだった。「1843年のセガン」第4号、第5号、書き直しとなる!
 対話による「発見」。いいなあ。