春爛漫

○居室の西窓から自由が広がる。

花桃が満開。1本の樹から薄紅色と濃紅色の花が開く。それは見事なものだ。

○昨日あたりから花びらが舞い始めた。樹の根元に置かれた水瓶に花びらが浮かぶ。めでたき紅白で水面に開いている。

○自然は着実に命を育んでいるんだなあ。

○来週からデイ・サーヴィスが入る。新しいぼくが誕生する。セガンを飛躍的に進めよう。明日はその出陣式(?)。上野から浅草への舵取りで人力車で走っていただく。トドちゃんがお相手を務めて下さる。
○昨夜に引き続き今夜もフランス映画のDVD観賞。今夜の作品は「陽は昇る」。マルセル・カルネ監督、フランス映画Le Jour se lève. 1939年作品。 猜疑心は人をとことん追い詰める。そして死。挿入された回想がメインの話。私はこういう話はけっこう好きです。身につまされる?そう、「猜疑心」って奴は、手前勝手であると分かっていても、心の内からは追い出せない、どれだけ齢を重ねていても。
 1930年代フランスの都市の街並み、近代工業社会のまっただ中の描写は、私の1950年代から1960年代の少年期・青年期と重なって見え、ノスタルジーを覚えます。