眼科特殊検査

○朝9時半から、明日からのデイ・サーヴィスに関わらせて「要支援2」の具体を、ケア・マネージャーさん、粋生倶楽部所長さん、(介護)支援用品取扱者、ぼく、弘美君とで話し合い、詰める。デイ・サーヴィスは月に8回までしか受けられないそうだ。果物、コーヒーは身体を冷やすのでよろしくないと、ご注意いただいた。このところ手足の冷えがひどいので、気をつけよう。つまんないッスね。明日は朝8時20分にお迎えが来る。
○11時から、名戸ヶ谷病院眼科にて「特殊検査」。何とか文字を今ほど苦労しなくて読み取ることができるような眼鏡が作れないかと過日、眼科主治医に相談したら、今日の「特殊検査」となった次第。この、ものが見えづらい現況を言葉で説明するのがとても難しいが、ぼあっとした視界の中から目的とするものを識別する、というか。従って疲れも激しく、飽きもすぐ来る。
 すぐ視力検査に入る。左目は3回ほどで取りやめ、カルテには「矯正不能」の文字。「これはどう見えますか?と問われると目線がそちらに移ります。するとそれまで中心から外れて識別することができて見えてはいましたが、今は見えません。」とは口頭で釈明した。見えないのではない判別ができないのだ。これが左目の現況。そして「諦めるしかないですね。何とか眼鏡で矯正できれば、と思ったのですが。」との宣告をいただいた。右目の視力検査が「普通に」行われる。左目を見えないようにし、右目だけのレンズ調整。
 ほぼ決まりかけたところで、リュックからフランス科学アカデミー論文を取り出し、「これがある程度気持ちよく読めるだけでいいのです。遠くを見るとかテレビを見るとか恋しい人を見るとか(笑)の欲はありません。」と検査技師に渡した。「こういうのはありがたいですね。検査がより目的的で正確になりますから。」 右目レンズの微調整が行われ、もうこれ以上はないというところで、再び左にレンズをかぶせてくれた。いくつか取り替えていくと…おお!なんと言うことが!ぼあっとした視界でもなく、文字ラインの波状ゆがみもなく、くっきりすっきりと見えるではないか。「ライト等環境の変化もあるでしょうから、このままの状態で見えるとは保障できませんが、この組み合わせがベストのようですね。お作りしますか、眼鏡?」「いくらかかりますか?」の言葉を呑み込んで、「よろしくお願いします。」と申し出た。香川行きは諦めましょう。
 今度の土曜か日曜に自宅に届けて下さるとのこと。視界が少しでも健全な状態に戻れば、今のセガン研究にも勢いがつく。1年ぶりのことだ。