72歳の生きがい宣言

○7時起床。昨夜は3回目覚めた。明け方左脚が攣りのたうち回った。
○「72歳の生きがい宣言」
 生活綴方と言うと、まるでビンボーやアカをぶつぶつつぶやかせる教育方法であり運動であったというデマゴギーに踊らされてきた教育史がある。権力側も民間側もそれにすっかり乗っかってきた反知史だ。元はと言えば特高そしてそれによって思想操作をしていた文部省にあるのだけれど。
 ぼくは学び始めの時から、ビンボーやアカを「特許」にした生活綴方観に対して強い批判の目で追ってきた。そして今も変わらない。別にぼくは、ビンボーやアカをつぶやくことがけしからんと言う立場を支持してはいないけれど。それも「生活」の事実の一つだから。
 こういう目線というか立場というか、「生活」にこだわって教育を学んできたのだけれど、今度は思い切って教育の世界から足を洗おうと決意した。しかし、「生活」はコアに据えられる。
 一つは文学、一つは思想、一つは生産労働。以前から興味を持って集めてきた史資料があるので、それらを使って学んでいこう。ただし、フランス語であることからは逃げられない頭と心の現在のようだから、座学になってしまうのだけれど。
○文学は、ノーベル文学賞受賞者のフレデリックミストラルプロヴァンス語の復興に尽力した。受賞作品はプロヴァンス語でも綴られている。
○思想は、ドイツの支配下に置かれたフランス政府・ビッシー政権によってとらえられ処刑された若き哲学者ボーリス・ヴィルデの獄中日記。
○生産労働は言わずと知れた「筏産業と筏師」
 以上が、セガンを手放した後の、72歳になったぼくの「生きがい」宣言。
○Cさんからいただいた猫マシュマロをさっそくコーヒーに落としていただきました。コーヒーはキリマンジャロ