梅雨空

○明日の姫さま誕生祝い浅草にょろの会に備えて身体を休める一日。去年の姫さまの誕生日会は6月8日、花鳥風月さんの人力車で浅草巡りをし、その後、隅田川遊覧、銀座に出てしゃぶしゃぶをいただいたのだった。トドちゃんは休息日。さあ、明日はどのようになるか。ぼくの身体の問題があるから、申し訳ないと思う。
○眼鏡が壊れた。さあ、困った。
○2003年8月以降、ぼくの書棚はずいぶんと風変わりになった。それまでのぼくが収集する書籍とは傾向が異なってきた。それというのも、「セガン研究」に関係づけて読まなければならないと思って力を入れて収集し始めたからだ。鹿島茂氏の19世紀フランス風俗論関係書は文体そのものも面白いことがあるが、もっと知りたい、原書で知りたいという気持ちを持たせてくれたものだ。特に「職業別 パリ風俗」(白水社1999年)は、「身だしなみがちゃんとしていて(身持ちがよい)、思想健全で、民主主義者としての人生路をまっすぐに目標に向かって歩む非の打ち所のない健康な青年セガン」でなければならないという立場にあるそれまでの我が国のセガン研究者に対して、ちょっと待って下さい、と「アンチテーゼ」を提供するに格好の文献類であった。
○鹿島氏の同書のよりどころの文献のひとつが『フランス人の自画像』。フランス国立図書館の電子データ・サーヴィスに入っていた。この別冊にあたる『プリズム』に、なんとセガン「筏師たち」が収録されているではないか。「セガンの作品はどれだけお金がかかってもいいから、是非入手して下さい」といわれているので、あちこちと気を配っていたけれど、まさか退職の前年に丸善の古書フェアにだされているとは。綿谷さんにお願いして入手していただいた時は本当に嬉しかったなあ。約30万。でも、本家本元はまったく熱意を喪失しておられるので、結局ぼくの書架を飾ることになっています。
○で、チョロチョロと読み始めよう。
○本日の心象風景写真

「窓際のタビチョ」我が居室西窓に休む

ザクロの花 ただ一輪咲く