床上暖房機を設置

○そろそろ次回の診察が近づいてきた。今度はMRI検査、血液検査もあるそうな。そっちの方は「結果」を通告されて、ひどく叱られるのか、やんわりと諭されるのか、誉められるのか。
「寒くなると血圧が高くなるから気をつけて」
 前回のご指示。うーん、何をどう気をつけたらいいのか。昨日の朝、心臓が飛び出るほどの高い数値を血圧計に示されて、ドクターの言葉をまじめに思い出した。我が家は夏は暖房冬は冷房という自然に任せた住環境なので、そうか、冬は暖房という人工を頼りにして、外気温の急激な変化や強い刺激から身を守らなければいけないんだなと、環境に優しいという生活哲学を改め、身に優しい環境作りとばかり、朝から、ぼくの部屋のみ、「冬支度」に改造作業。
 でも、指先は冷え切って冷たいのだが、寒さを覚えはしない。それに今朝の血圧はきわめて正常だし。だから暖房はまだ入れません。もう一回血圧計に恫喝されたら、スイッチオン!その日が来ないことを祈っています。
 それにしても昨日のあの高い数値、一体何だったんだ?
○冬支度ならびに読書コーナー整備 そしてリハビリ・セット。

○今日はこれまで敬遠していたしんどい坂道をよれよれと登って進んだ。初めての道。登りきると、なかなか高級感漂う住宅街。さて、住宅街を抜けて、どこに続くのか。無目的散歩のこのわくわく感が溜まらない。重い重い半身も心なしか軽くなる気が起きるから不思議だ。
 この近在に点在する雑木林の一つが視界に入ってきた。さあ、今日の最初の「お休み処」であり「探索処」はどのような案配だろう。
 「柏市」の案内掲示が出ているから、市の所有林だ。児童遊具は木製のジャングルジムだけ。かなりの広さ故、林間にゆったりと体を遊ばせることができる。
 林の手入れ作業が入っていた。枝打ち、枯れ葉除去などなど。「ご苦労様」と声かけをしつつ、ぼくの本当の目的処、すなわち手入れ無しの地帯に身を運び、枯れ葉の上にごろりと身を横たえる。気持ちいい。
 ふと、目の端に入ってきたのは樹の芽生え。枝から葉を落とし越冬の準備をする親木の根本では、新しい命が思いっきり青々とした葉を広げていた。しばらく若い命との「対話」を楽しんで、今日のリハビリ散歩を切り上げるべく、帰路に着いた。
 往路では気がつかなかった「秋に覆われたお家」をしばし見上げた。こういう家に住みたかったのだなあ。
 午前中約2時間の散歩。体はもちろん、精神の楽しみを得た一時でした。6600歩。午後、クルクル25分、2000歩。夜、クルクル20分、1700歩。一日計11000歩。