寒くて脚が動かない一日

○この間の運動の反動なのか、寒さが身体に浸み、脚を動かすのがつらい一日だった。それでも無運動というわけにはいかず、新柏まで。
介護保険の再点検のため、業務代行をケアマネージャーさんがして下さるとのことで来宅。
○ビセートル史を読む中で、いくつか発見。重要な発見は、仮説的に扱っていたDupinがビセートルに関わっていることが分かったこと。Un célèbre magistratとある。「著名な司法官」(判事)。医療的なことに関わる司法問題が多々あったろうから、関わりがあるのは当然だといえば当然なのだが、今までまったくこの認識を持たなかった。セガンとの関わりは法的なものではないけれど、セガンの「出世」には大きく関わっただろうことの確信をますます持った。
○あと一つ、Voisinが骨相学に相当肩入れしていたと綴ったが、それもそのはず、1839年段階で、彼はパリ市骨相学会会長を務めている。これも大きな気づき。
○「医学アカデミー」構成セクション名とセガン関係者所属セクション
1841年医学アカデミー会員名簿より
第1セクション Anatomie et Physiologie 解剖学・生理学
Pariset 、 Serres
第2セクション Pathologie médicale 内科病理学
Falret 、 Ferrus
3セクション Pathologie chirurgical 外科病理学
第4セクション Thérapeutique et Histoire naturelle médicale 臨床医学・医学史
Guersant
第5セクション Médecine opératoire 手術医学
Hervez de Chégoin
第6セクション Anatomie pathologique 病理解剖学
第7セクション Accouchement 分娩 
第8セクション Hygiéne publique, Médecine légale et Police médecale 公衆衛生、法医学・医療警察
Chevallier
第9セクション Médecine vétérinaire 獣医学
第10セクション Physique et Chimie médicales 医療物理学・医化学
Orfila
第11セクション Pharmacie 薬学
○セクション名を眺めていて気づいたこと。「精神医学」がない!つまり、まだ、専門分野としては独立していなかったということだ。「内科」関係の扱いだったのだろう。