痛みが強い

○冷え込み故か左足の痛みがひどく、動作もままならない。どうせ今日は外出ができない天候だからいいけれど、困ったものだな。
○書類整理を若干。
○和紙で創る靴下やらブーツやらのお店でだだをこねていただいた和紙みみずくの飾りを書棚に飾った。いい作りだと思う。これほどのものを無料で分けて下さるお店のご主人に感謝。

○イタールという人がいる。パリ聾唖学校の医師で聴覚学の世界的権威なのだが、もっともよく知られるのが「アヴェロンの野生児」の取り組みだ。彼自身の手でまとめられた記録は、中野善達・松田清両氏による好訳書『新訳 アヴェロンの野生児 ヴィクトールの発達と教育』(福村出版)があるので、教育学や心理学、障害児教育学分野の方は、比較的親しみのある書物だと思う。
 それはそれとして、イタールは、
 戸籍上の名前や叙勲等社会的業績で顕彰された時の名前は、
 ジャン・マルク・ガスパル・イタール(Jean-Marc-Gaspal Itard) である。
 ところが、「アヴェロンの野生児」に関する報告書等(邦訳の原著)の著者名は
 E. M. イタール(E. M. Itard) である。
 ラストネームは同じだが、それ以外はまったく異なっている。それはなぜなのか?
 イタール自身が報告書の著者名としてE. M. Itardを使っているが、それはどうしてなのだろうか、という疑問なのだ。邦訳書の解説には触れられていない。
 邦訳書の扉には 「J. M. G. イタール」と記されているが、本文タイトル頁では「E. M. イタール」とされている。そしてこの両者の違いについてはなんの説明もなされていない。

○今日は善君の12歳の誕生日。おめでとう。