「よき日じゃ」、が…

○光燦然と輝く春の日。我が部屋も閉め切ってばかりでは暖かすぎる。が、猫たちは熟睡の模様。ぼくも眠気を強く催す。
○キコちゃんが西へ旅立っていった。1年後、必ずお目にかかりましょう。相手に声の届く発話法の訓練をぼくからの宿題プレゼント。
○「セガンの1843年」第8号、「1843年論文」の発表舞台について、少し詳しくする。一つは「科学アカデミー」、あと一つは『公衆衛生と法医学年報』誌、とりわけ編集者各員の専門領域を調べている。
○今日は我ら夫婦の結婚記念日。40年以上前に婚姻届を提出した日。
 ぼくが住んでいたアパートを2人の新居にしようと考え、この日、2人揃って東久留米市役所に届け出た。アパート前で落ち合い、2人乗り自転車で風を切って市役所に向かったが、「いけませんね、2人乗りは。」と、こんな時だけ律儀なお巡りさんにとっつかまった。「これから市役所に婚姻届を出しに行きます。」とおずおずと申し出たら、「今まではぼくの眼に入らなかったことにするけど、今からはそうはいきません。」と、なかなかのお裁きをいただき、新妻(になる人)を下ろして歩いて届出に行った。さあ、帰路はどうするか。「さ、乗って。」 2人乗りを決行。お巡りさんにつかまった時、その当時研究をしていた上田庄三郎のエピソードが脳裏をかすめたが、それはできなかったし、後々のことを考えてみると、真似をしなくて正解だったと、今でも思う。
 結婚式?は明日3月18日が記念日。
 大学院博士課程在学中のぼく、夜間学部生の妻。ぼくはともかくとして、妻は本当によくやってきたと思う。昼間働き夜学び、学びが終わったら自治会活動。労働現場では、定員外職員の身で、労働組合活動をし、職場ではほぼ同年代の学生の相談相手もしていたようだ。やがて、公務員試験を受け、職場を転じることになる。
○庭の片隅、小さな雑草鉢の中で息づくもの…。
それが人工であれ、
それが自然であれ、
愛しいと思う今日 
我ら結婚記念日
○庭の雑草オオイヌフグリ。おしべとめしべに焦点を合わせました。

○小さな小さな置物。鉢の中。初め雑草と見分けられませんでした。