歩行訓練

○あちこちで、入学や始業式が挙行された日。教員としての初めての経験の方もおられます。寒い日でしたが、改めて新しい出発を確認し、心は熱かったのではないでしょうか?ぼくは終日、よく見えない眼鏡を使ってあれこれと読みあさりました。疲れた、の一言。
○上げた脚を後ろに下ろす。昨日の機能訓練で受けたサーヴィスの中でもっとも衝撃的で、かつ、なるほど〜と感心させられたことである。前に向かって歩くとその方向しか考えなかったこれまでの人生の中で、この衝撃は大きなものだ。
 で、在宅で可能だと聞き、さっそく今朝から訓練に採り入れた。ペットボトルの代案はないものか。あるぜ、たくさん…。ということで、厚手の全集ものの力を借りることにした。今日はサン=シモン著作集にご参加願う。陸上のハードルのごとく等間隔に並べて一番前列の本の前に後ろ向きに立って、左脚を上げ、本をまたいで(またぐという意志を強く持って)、脚を下ろす。それを数歩繰り返す。この際、目線はしっかり前を見、胸を張り、尻を引っ込める感じで行う…、脳内ではそうしているが、実際のところは見てられない姿態だと思う。
 何度目かの時の「始め」「終わり」の本の様子を写真に撮った。あ〜あ、先は遠いなあ。