デイ・サーヴィス

○粋生倶楽部増尾 参観者2組計5人の目線を感じながら機能訓練を受ける。あまり気持ちのいいものではないな。というけれど、ぼくも、授業中の教室に顔を出すことが40年も続いたわけだ。子どもたちはこういう気持ちも持っていたんだとつくづく感じた午前中。
○朝家で測った血圧数値120とは大違いの高い数値が出て少し驚いた。それでも150は超えていないのだけれど。昨夜も2時間置きの睡眠状態。一体どうしたってんだろうね。やっぱりセガン翻訳関係か。
○あったか姫、フットマッサージ、全身マッサージ、ペダル踏み前後、歩行訓練、棒体操、整え体操、適宜ボール挟み。大股で歩く訓練の時足裏着地がきちんとできずに、たびたびよろめいた。
○AK氏からメール。「すぐ郵送する」と。今まで手元に置いていたという事実に、呆れるほか無い。
セガン1843年論文翻訳 歩みののろいこと亀の如し
(承前)もしこの試みがうまくいかない場合には、私は、はしごの裏側で脚と腕を使わせて、子どもを登らせる。一方で私自身は、子どもに先んじてはしごの前側を登っており、確実に落下するであろうことを防ぐために、手で子どもを支える。何よりもアカデミーの先生方に申し上げるが、進みののろいつらいこのはしご登りのなかに、子どもは、どの動きも指導され、確保され、支配されていた囚われと抑圧から少しずつ解放されるはずである。
 腕の力ではしごを下りさせるために、困難が繰り返される。白痴の子どもはいつもはしごの前側を登らせ、子どもと同じ高さで私は、彼らの手に私の手を添え、はしごの下の段の桟にしがみつくように乗せられている彼らの脚を、その弱さに応じて力を加えて脚で蹴り払う。子どもは吊り下がることになる。