激しい雷鳴の夜が明けて…

○朝起きて車庫屋根庭を見ると、びっしょり水の痕。大雨だったのだ。トドちゃんから朝メールで雷鳴が一晩中轟いていたと知らされて、大雨が降ったのだと理解した。そういえば、夜中目覚めた時に、一瞬稲光がしたのを感じたが…。雷鳴も大雨も知らない夜。幸せなモノだ。
セガン1843年論文訳出
(承前)子どもは、原則的には意識して摑まなければその使用が難しいダンベルの助けを借りて、不動や規則正しい歩行が出来るようになる。その意識して摑むというのは、梯子のあとで取り組まれるバランス棒(1)の運動が、日々、完全にし、強めていくのだが。
(1)バランス棒に関しては第5章IVで詳しく述べることにする。
 しっかり立つことや規則正しく歩くということが腹筋の虚弱のために行われ得ない場合、垂直に立てかけたスプリングボードを両脚で蹴りつけるようにできた、特別あつらえのブランコに子どもを座らせる必要がある。子どもはスプリングボードを、繰り返し繰り返し、蹴り放し受け止める。このようにして、8歳のA...F...嬢(2)は、数ヶ月でしっかり立つことや歩くことができるようになった。
(2)(訳注)セガンの白痴教育実践で初めて登場する女児である。この少女に関する記録は、この1843年論文に後に登場する「フェリシテ・X」と同一人物か?1839年の1年間を教えた、とある。(○章参照)
 私はこれまで、体操の特別な方法を書いてはいない。しかし、前述のような仕方を想定するとして、私には、先の例のように、運動に取り組まれるべき何らかの順序の中に示されることで、十分であるはずである。同様に、私は次のように要約して言う:体質によって、耐久力の運動は過度の興奮症の者、あるいはその反対の者には適用すべきではないということである。さらに、常に、四肢の運動は、胸郭から始まる場合、とくに脊柱に向けられた運動に先んぜられなければならない。また、全体的に行う動作は部分に対して行われる動作に先んぜられなければならない。前記の体操は、これから触れようとしている、人真似や物真似への導入にまさしく有効なのである。
○第2章の訳出が終わった。続く作業は、日曜日からになる。明日、明後日は伊東へ。
○今日のお昼は満艦飾。讃岐うどんの乾麺はつるつるしていて、じつに美味しかったです。

○庭の歌い手と踊り子