午前中、通所リハビリ

○粋生倶楽部増尾通所。月曜メンバーが一気に増えた。僕を含めて5人。男性3人女性2人。
○僕はあいもかわらず人覚えが悪いので黙って朝の諸行事をすすめていると、「川口さん」という呼びかけを受けた。土曜日にご一緒した方だ。これでは応対せざるを得ない。居住地域についての問いのうちはまだしも、前歴、年金などの問いには少し閉口した。まあ、他意はないのだし、今後のお付き合いもあることだし、素直にお話し合いをすすめた。伺うと、昭和9年のお生まれだとか。とてもお若く見えました。考えると、1年ほど前までは20歳前後の青年の中で暮らしていたのだが、今現在は同世代以上の方々とのお付き合いとなる。この落差はとても大きいと思うのだが、それが現実なのだから、きちんとした社会性を身につけましょう。
○今日の訓練は自転車漕ぎ20分に始まるいつもとは筋肉の使い方が異なるものだった。歩行矯正が新しい訓練。足首訓練は今日は無し。
○**書房社長・田尻さんから書簡。翻訳作業の進行状況についての問い合わせ。「翻訳者としてあてにしているAKさんを連れてご挨拶に伺います。」と言ってすでに3ヶ月が経っている。きちんとした後処理をしないといけないぞ。
○以下、メール。
「******様
 川口幸宏でございます。セガン1843年著書の翻訳出版に当たって、大きなお力添えをいただいており、ありがとうございます。この間、下記の事情もあり、ご連絡申し上げずにおり、たいそう失礼いたしました。
 過日お目にかかった折に、この書の翻訳は私が行うのではなく、長く私のフランスでの研究のアシストをしてくれていた人物(AK氏)が行い、その者の名前で刊行したいと思っている、当人もその旨了承している、と申し上げました。このことは、御社の元編集部員M氏もご承知のことでした。
 AK氏を******様に紹介申し上げるつもりで日程調節などをしたのですが、なかなか日時の折り合いがつかないまま5月下旬を迎えました。もちろん、その間も、メールでいろいろとやり取りをしたのですが、「セガンのフランス語が難解、白痴教育について知見がない、締め切り時限内ではとても出来ない。」などの理由により、本作業から降りる、と通告してきました。
 残念ではありますが、やむを得ないことと判断せざるを得ません。(実際には原典の一字一句に目を通していない有様だと理解しています。)
 現在(6月に入ってから)、私が翻訳作業にあたっております。フランス語の専門家(AK氏)が「難解」というほどではないのですが、フランス文化(歴史等)」について、そうとう突っ込んだ調査をしなければならないのは事実です。時間はかなり掛かることになりますが、なんとしても翻訳をし遂げたいと思っております。
 4月から週2日、デイサーヴィスを受けており、その分の時間のマイナスなどもございますので、当初願っていた本年末には出版の実現性は断念せざるを得ません。さらに時間を延ばすことになりますが、どうぞ、翻訳出版の可能性を開いたままにしていただきたく、心よりお願い申し上げます。
 なお、本メールに、「1843年のセガン」第8号を添付致しました。昨日できあがったばかりです。翻訳書の解題・解説のための基礎作業もここまで来ていますので、翻訳を頑張って進めてまいります。
 季節柄御身健康にご配慮の上、ご活躍下さらんことをお願い致します。
川口幸宏 拝」
○上記は、「日本の読者にセガンの仕事を正確に知ってもらうべく書籍として残すことは意義のあることと存じており、小社にとっても刊行させていただけること名誉なことと思っております」との、社長書簡をいただいたことに対する返信。
○本日の最終ページヴユー 64889