脚のリハビリ

○このクソ暑いのに…ちょっと熱くなってます。
 デイサーヴィスで受けている機能訓練。いわゆるリハビリ。今日、所長さん直々の訓練を受けたこと。足を高く上げること。障害物を足下に置きそれを跨ぎ歩く訓練。3ヵ月前は10センチほどの高さも跨ぎ歩けなかった。そして今日、横跨ぎながら、30センチ近くを繰り返し跨いだ。リハビリ効果抜群だ。通所仲間のご婦人、「川口さんどこが悪いの?といいたくなるぐらい脚が上がってますね。」嬉しいお褒めをいただいた。
 しかしこれが可能なのは、よし脚上げて跨ぐぞ、という意志掛けが自身になされるからだ。普通は無意志で行われる歩行の場合にどの程度有効にこの脚力が活かされるかというと、残念ながら、まだまだだ。無意志なまでに筋力が働くようになって始めて、ぼくは一人で街歩きができる。それまでは、自宅でのリハビリも欠かしてはならない。
 写真は35センチ高の雑誌合冊。1871年版。サン=シモン主義者による編集『イリュストラシオン』。手前に写っているのは、1871年パリ・コミューン写真アルバム(1871年発行)。稀覯本を跨ぐことのできる幸せ。

○昔、セミ長髪族だったことや、得た職場に「品性」は求められても「みんな一緒」は求められなかった生活が40年続いたことなどから、小まめに整髪するという習性は修得しなかった。しかし、この季節、冷房の一切無い生活環境のなかで屋外リハビリなどやるものだから、お昼前には自分にも匂ってくる頭の汗臭さ。こりゃあ、いけません。
 昨日、まださほど長く延びているとは思わないけれど、匂いに負けて、シャワーを浴び頭の汗臭さを取り、隣り町内の床屋さんに駆け込んだ。

 「いらっしゃい。今回は早いお出ましだね。」
 「デイサーヴィス先でいきなお姉さん方がいらっしゃるものでね。」
 「この歳になっても色気は失わない、ってか。」
 
 こんな軽口を交わし合う理髪店も少なくなってますよね。この床屋談議はなかなか面白いのですが、今回は記録無し。
 結論。今日のデイサーヴィスで、所長さんから「10歳若返ったね。」と帰り際にささやかれました。オレって、そんなに大爺さんだったの?