伊豆・修善寺紀行写真集

○23日、24日の両日、恒例の行事「秋を訪ねて」の旅を伊豆・修善寺で、トドちゃんの支援をいただき、行うことができた。写真を撮るのに夢中になり、道の傾斜を考慮せず後ろ移行をし、後ろ倒れをしかかる、というような失態もあり〔この時はタクシー運転手さんに支えられて倒れずに済んだ〕、まだまだ体の不具合は大きいのだなあ、と痛感した。
 初日はぼくの希望で、谷間深くのワサビの棚田を見学、そのあとは「伊豆の踊子」コース。翌日は「修善寺」とその周辺少し、で大いに楽しみました。
 帰宅後ブログを綴る気力も起きないほどの疲労困憊。
 今、写真だけのアップになりますが、修善寺紀行を(順不同)











○終活のための研究的総括その7 (「日本育療学会報告」編)
 清水寛氏の退職記念出版が「無事」終了し、清水氏と同編著書に対して、日本社会事業史学会から文献資料賞が授与され、それをお祝いする会が2005年7月2日に開催された。会には100人近くの出席者があり、こういう世界から足を遠のけているぼくにとってすれば、摩訶不思議な盛会だと感じた。これをもって、ぼくの頭の中から「セガン」の文字を一括消去しても誰も困らない、ぼくも困らない、すべてハッピーで〆ることができたはずなのだが、清水氏が2012年がセガン生誕200周年に当たる、それまではわが国でセガン研究を進めていき、国際的な水準を持つにいたるよう鋭意研究を進めていきたい、と公言された。あろうことか、ぼくがその組織的中心を務めるように、とのご指名だ。乗り掛かった舟、これまでのセガン研究の瑕疵を改め、あたらなセガン像が構築されることを願って、「セガン」を今一度、頭の中心に位置づけることにした。
 毎年、夏休みなどを利用して、フランスを訪問し、セガンの生育にかかわる原資料を求め、セガンの社会運動にかかわる諸資料を求め、セガンの知的障害教育の制度面実践面にかかわる各種資料を求め、歩いた。それらの分析を通じて、少なくとも、セガンのフランス時代にかかわる先行研究は信憑性に劣るという立場を築き、HPにその成果〔中間報告〕を発表していった。
 2008年、神奈川の養護学校に勤務し日本の病弱教育史の研究を長年進めておられる桐山直人氏から連絡が入り、「日本育療学会小規模研修会でセガンのフランス時代について、知的障害教育と病弱教育との接点という論理を含めて話さないか」というお勧めをいただいた。
 これが、ぼくのセガン研究を社会に開かせる第一歩となったわけである。いうまでもなく、2005年以来進めてきた実地調査の結果を史料を添えて報告させていただいた。学会発表で、強い関心を持っていただいたのは、研究者生活で初めてと言っていいほどの、インパクトのある研究会だった。お二人の方から参加感想が公開発表されている。以下にそのアドレスを添付しておきたい。
<小規模研修会参加報告>
 長谷川千恵美氏 http://nihonikuryo.jp/hasegawa-thoughts.html
 桐山直人氏 http://nihonikuryo.jp/kiriyama-thoughts.html