自宅籠り 左脚の動きがとても鈍い
○7時起床 昨夜は2度起き。 マシュマロがとうとう一晩中ぼくの部屋に籠って寝た。
○資源ゴミ出し。
○Hさんに、約束の著書をお送りした。
○エッセイ的なもの
仕事上、海外の小学校を訪問し、子どもたちとコミュニケーションを取ることが多かった(もちろん、大人である教師とのそれも多いのだが…)。それで、時々、自国文化について深刻に考えさせられることになる。ささやかな例を一つ。南フランスの小さな村の公立小学校高学年クラスでのこと―。
「ムッシュ・クヮワグシ、日本語では、je(=私)というのは、どう言い、どう書くの?」(なかなか、カワグチとは発音できない)
近代に入ってから言えば、ぼくが2人目であり、しかも50年ぶりだということだから、日本文化については何も知らない地域性がある。さあ、どう音声で応え、文字表現するか…。いいか、そのままで行こう!
板書 音声
ひらがな カタカナ 漢字
* * *
わたくし ワタクシ 私 watakushi
わたし ワタシ 私 watashi
ぼく ボク 僕 boku
われ ワレ 我 ware
わし ワシ 儂 washi
じぶん ジブン 自分 zibun
うち ウチ 内 uchi
・・・以下略します。
子どもに語ったこと:
「第一人称が実に多様であるのが日本文化の特質。それらを使い分けて自分の社会的位置を知り、そういう行動をとってきたわけです。もちろん現在はそうした多様性も薄れてきていますから、第一人称を実際に使う用例も限られてきています。」
☆ある男児の感想
「ぼくは絶対に日本に住めない。そんなに器用に自分を使い分けられないから。」
だからこそ、日本の多くの子どもたちがこの数十年の間に、「自分探し」を真剣にするようになっているのですね。不登校、引きこもりなどなど。日本社会が変わりつつあることを、子どもを通して、教えられます。